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鎧の孤島配信直前!世界観考察

エキスパンションパス第1弾「鎧の孤島」配信まで、いよいよあと2日を切りました。

現在、日本時間で2020年6月16日午前1時すぎなので、残り45時間といったところでしょうか。

新たなストーリー、やりこみ要素、過去作からガラル地方へ渡航を許可される種族の追加など、いろいろと楽しみにしている方々も多いことと思います。

そんな中、私はエキスパンションパスのモデルになった地方(エキスパンションパスの世界観)に注目しています。

ソード・シールドの舞台はガラル地方で、そのモデルがイギリスというのは有名な話だと思います。

イギリス旅行をしたことのない私ですが、そんな私でさえ知っているような有名な建物・施設を模していると思しきものがストーリー中に出てきたときは、非常に感動したものです。

ユーザー評価も高く、「まるで本当にイギリス旅行しているようだった。」という声も聞かれたほどでした。

そんなこんなで、私は続編であるエキスパンションパスの世界観にも興味を持っているのです。

Wikiを見たところ、ヨロイじまのモデルとなっているのはマン島、カンムリせつげんはスコットランドと、いずれもグレートブリテン島のすぐそばにある地域だそうです。

しかし、実際にそうだと公式発表されたわけではないし、ゲーム内マップが明らかになったわけでもないし、発売前ならあれこれ想像するのは自由!ということで、私は少し違う見方をしています。

 

 

(※ややブラックな考察をします)

 

 

それは、エキスパンションパスの舞台は、イギリスがかつて植民地支配、または租借権を得たり実力行使をしたりして実質的に支配していた地域に由来しているのではないかというものです。

つまり、主にオーストラリア、中国、カナダが舞台または重要な要素であると推測しています。

冠の雪原の情報は今後も続々と公開されていくと思うので、鎧の孤島を中心に、以下に私の推測の根拠を挙げます。

 

 

1.デザイン

鎧の孤島では、透き通る海、白い砂浜、白い岸壁、道場、カンフー使いのような新ポケモンといった要素が目を引きます。

これらは、オーストラリアと中国を暗示しているのではないかと考えられます。

 

1-A 島の外観

まず、オーストラリアには美しいビーチがたくさんありますが、試しに「オーストラリア ビーチ」でggってみると、つい旅行したくなるような、「もはやここで正解じゃね?」と思える画像がいくらでも出てきます。

一方、「マン島 ビーチ」では、港町を思わせる画像は出てきますが、透き通る海、白い砂浜、なおかつ雄大な自然と壮大な海のイメージに合致する画像は見つけられませんでした。

また、オーストラリアと言えばグレートバリアリーフという世界最大のサンゴ礁地帯が有名ですが、近年、サンゴの白化現象、ひいては死滅が大きな問題となっているそうです。

これはガラルサニーゴの由来となっている話ですが、この点から、ガラル地方とオーストラリアを結ぶ伏線はすでに張られていたと言えるでしょう。

そして、今回はここから1歩進んだ考察をしてみます。

サンゴの殻や骨格は石灰質であるため、死んだサンゴ等が堆積していってやがて石灰岩が出来上がりますが、一般的に石灰岩と言えば白や灰色のイメージがあると思います。

ここで、鎧の孤島の島外観イメージ図を見てみると、白い岸壁で構成される丘が広がっているのが分かります。

まさかこれがサニーゴ達の成れの果てであるとは思いませんが、オーストラリアのグレートバリアリーフ→サンゴの死滅問題→石灰岩化→石灰岩でできた岸壁というように連想していって、島内イメージを膨らませてゲームが開発されたのではないかと推測しました。

 

1-B 島内施設

 公開されている鎧の孤島内の建物に、五重塔のようなものがあります(ただし先端部分は見受けられません)。

公式HPで紹介されている修行のできる道場ではなさそうですが、恐らくこの建物においてもそれに準じた行動ができるのではないでしょうか(教え技を教えてもらうことができる等)。

そもそも、「修行」というのは仏教用語であり、五重塔と合わせて(五重塔も仏教的建築物)、中国を連想させます(中国では様々な宗教が信仰されていますが、現在の最大派閥は仏教だそうです)。

また、これは冠の雪原の話なので余談レベルですが、レジ系3体の出現すると思われる遺跡が、中国の円明園を彷彿とさせます。

円明園とは、18世紀の中国清朝時代に建てられた庭園で、のちに西洋風の宮殿等が増築された建築物のことです。

非常に優美な宮殿と庭園であったと言われています。

しかし、19世紀にアロー戦争が勃発し、その際に英仏軍に略奪・侵略・破壊され、かつての栄華が夢の跡の廃墟と化してしまいました。

現在は、世界史の教科書等の写真で有名な、柱の部分がわずかに残っているだけですが、これがレジ系が待ち受けているであろう遺跡の入り口と似ているように見えます。

 

2.生息している種族

鎧の孤島で新たに登場する種族としてウーラオスが公開されましたが、「けんぽう(拳法)ポケモン」とあり、いわゆるカンフー(中国の武術)をモチーフとしていることは明白です。

また過去作からは、ケンタロスバッフロンといった牛をモチーフとする種族も生息することが確認されました。

古代中国では、荷物を運ぶ手段として牛に曳かせる牛車を利用するのが一般的であり(馬は人を乗せて早く移動するためのものでした)、ここにも中国要素を読み取ることができます。

また、レントラー(虎)の生息が確認されましたが、虎は古来より中国では畏敬の対象として崇められる存在でした。

他にも、元祖カンフーポケモンと呼ぶべきコジョンドも生息するようです。

一方のオーストラリア要素としては、何と言ってもガルーラの生息が大きいです。

ガルーラがカンガルーをモチーフにしていることは周知の事実ですが、カンガルーはオーストラリアを中心とするオセアニア地域に生息する動物であり、これだけで鎧の孤島とオーストラリアを結びつける決め手と言えるでしょう。

さらに補足をしていくと、先述の通りすでにガラル地方に入国しているサニーゴの存在や、ドラミドロキングドラエモンガが挙げられるでしょう。

オーストラリア周辺の海域では、シードラゴンという、タツノオトシゴに似た魚が生息しています。

このシードラゴンという魚をモチーフにしているのがドラミドロであり、シードラゴンに似ているタツノオトシゴをモチーフとするキングドラとセットで入国させてあげたのではないでしょうか。

エモンガについては、オーストラリアにはフクロウモモンガという種が生息しているそうです。

 

3.気候

「ソースはWiki」という非常に弱い根拠で恥ずかしいのですが、マン島は「非常に冷涼な気候で冬は0℃を下回る日は少なく、夏に関しても20℃を上回る日は多くない」そうで、スコットランドは「冬は緯度の割には暖かく、最寒月平均気温は2℃~6℃で、日本の関東中部から北部にかけてと同じぐらいの気温にしか下がらない」そうです。

つまり、どちらも、公式HPのイラストにあるような、いかにも南国を彷彿とさせるような日差しの暑い島国や、「険しい雪山がそびえ立つ極寒の地(公式HP紹介文より抜粋)」のイメージにはそぐわないのです。

この点、オーストラリアとカナダは、それぞれ前者、後者のイメージにピッタリと言えます。

 

 

だんだん根拠の説明が雑になっていってしまいましたが、以上で考察を終わります。

私の予想が正しいか的外れか、早くプレイして答え合わせをしたいものですね。